学生時代にはほぼ毎日のように着て使っていた制服も、卒業した後は全く使わなくなってしまいます。扱いに困り、ついついクローゼットの奥にしまったまま、というのも珍しくは無いでしょう。そんな方々のために、今回は学生服の処分の仕方、お勧めの手放し方などをそれぞれご紹介します。
制服を処分する方法とは?
要らなくなった制服は、扱う機会があまり無い分処分に困ってしまいがちで、ついついクローゼットや押し入れに保管したままというケースも少なくありません。簡単に手放すのならば主に制服を処分する方法は3つほど考える事が出来ます。
処分方法①ゴミに出す
まず1つ目の処分方法は、ゴミに出す事です。学校の制服というのが多少特殊な部類の衣類である分、ゴミに出しても良いのかと戸惑われるかもしれませんが、使わなくなった中古の制服は、ゴミとして処分しても何の問題もありません。 各地域ごとの自治体によって多少扱いに差があるとしても、大抵の場合、中古の使わない制服は燃えるゴミ扱いで処分される事となるでしょう。あるいは、まだ使用に耐えられそうな状態ならば、資源ごみとして回収される可能性もあります。
処分方法②学校などに寄付する
2つ目は、学校などの団体への寄付をする事です。全国すべての学校が行っている訳ではありませんが、通っている学校によっては、新しく通う新入生に着てもらうために、卒業した生徒から着なくなる制服の寄付を募集している事もあります。 学校ではなく、有志の団体なども寄付を募っています。有名どころを挙げるとすると「制服バンク」などがあります。こうした団体では、不要な制服を集め、それを経済状況が厳しい家庭に向けて数百円などの格安で売るといった活動を行っています。
処分方法③買取業者に売ってお金にする
3つ目は、買取業者に依頼して売り、お金に変える方法です。制服を手放したい場合、この方法が最もお勧めできます。その理由の1つは、やはりお金に変えられるからであり、要らない制服を手放せて、かつお金も手に入るという、利がある処分方法だからです。
学校の制服は、購入した時点で持ち主のものですから、一般の衣類と同じように要らなくなったら業者に依頼してお金に変えても、法律的には何ら問題はありません。 実店舗に出向いて買い取ってもらう店舗買取、スタッフが自宅まで出向いて査定をしてくれる出張買取、そしてキットなどを利用して制服を送り、対面することなく買取をしてもらえる宅配買取の3つの方法があり、主流は宅配買取となっています。
制服を処分する時のポイントとは?
この様に、要らない制服はゴミとして出したり、寄付に出す事も可能ではあるものの、やはり手放すのならば業者に買い取ってもらうのが最も推奨できます。ただし、その前に覚えておくべき点がいくつかあります。
ポイント①個人情報の保護
1つ目は、個人情報保護についてです。特にゴミとして処分する場合には注意が必要な点であり、名札など名前の分かるものは事前に取り外しておき、名刺など取り外せない場合には切り取ったり、塗りつぶしたりしておくべきです。 また、袋に入れて出す場合、そのままだと制服目当てで漁られて持ち去られてしまう可能性も否定できません。犯罪行為に使われないようにする為にも、出来れば生地の部分を細かめにカットしておくとより安全です。
ポイント②フリマへの出品はNG
2つ目は、フリマへの出品をしてはいけないという事です。中古の制服を買取業者に買い取ってもらう事については、法律上の問題は無いのは事実です。しかし、フリマ、およびネットオークションへの出品に関してはNGです。 なぜならば、それらは青少年保護条例の中で禁止されている事項だからです。サイトやアプリ側もこれを踏まえ、出品する事そのものを禁止していたりします。 それでももし出品したことが発覚した場合、出品の取り消しはもちろんの事、アカウントの抹消という処分を受けるケースすら考えられます。リスクの点を考えても、フリマなどは使用するべきではないのです。
ポイント③買取業者選び
買取業者も、調べてみればいくつもある事が分かるでしょう。安全を確保するためにまず見てほしいのが、古物商許可証の有無です。制服の売買などの取り扱いに当たっては、公安委員会が認可を出す許可証が必要です。 この許可証があるという事は、イコールで制服を正規で取り扱う事が出来る業者である事を示します。個人情報の保護の観点で言っても、古物営業法に則って取り扱う事が義務付けられますので、安心できるのです。
また、男女両方の制服を取り扱っているかどうかもポイントとなるでしょう。女子の制服のみを取り扱っている場合、所謂アダルトな目的で制服などを集めるブルセラショップと呼ばれる店舗である可能性が高まります。 ただし、女子制服のみを買取対象にしていて、かつしっかり許可証を得ている業者もおり、その場合対象を絞っている分高価買取をしてくれる体制になっていますので、一概には言えません。
制服の高価買取に大事なポイント
あまり扱う機会の無い制服を折角売りに出すのですから、出来る限り高値で買い取って欲しい事でしょう。制服というのは、学校の条件によって高値が付くこともありますが、誰にでもできる方法で高価買取をしてもらう事も出来ます。
ポイント①他の付属品とセットで売る
まず、他の付属品をできる限りセットにして売る事です。制服単体だけではなく、男子制服ならネクタイ、女子制服ならリボンやスカーフというように、付属品はあればあるだけプラスになります。学校指定の鞄など、学校用品も最大限揃えましょう。
ポイント②夏服と冬服を一緒に売る
2つ目は、夏服冬服共に売る事です。業者も新しく売るために買い取る訳ですから、両方あった方が高値が付きやすいです。特に夏服は汚れやすいために買い取ってもらえるか不安になりがちですが、無いよりもあった方が断然価格は高くなります。
ポイント③買取店のキャンペーンを利用する
買取店それぞれで、キャンペーンを実施している事もあります。多いのが、宅配買取の無料キットを使わず、自分で用意して送った場合に査定ボーナスが付くものです。そのほか、ユニフォームや企業制服などの点数の多さ、買取シーズンなど時期によっても買取価格が高くなることもあります。
制服を売るなら?おすすめの買取業者5選
以上、制服の処分の仕方、買取に出す場合に押さえておくべきポイントや注意点などを解説しました。最後に、制服を売るのなら知っておくべき、お勧めの買取業者をご紹介します。
制服買取業者①ラミパス
まず1店舗目は「ラミパス」です。制服の買取業者でも有名な部類に入り、これまでの買取実績は1万5千点にのぼります。宅配買取をメインで実施中で、自前で段ボールを用意すれば亜定額にプラスされるなど、キャンペーンも実施されています。 公式サイトでは、学校名を入力するだけで、おおよその買取価格を知る事が出来ます。ぜひ査定に出す前に一度チェックしておくことをお勧めします。
制服買取業者②テケテケ
2店舗目は「テケテケ」です。こちらも制服をメインで買い取っている業者で、公式ラインが稼働しています。そこから簡単に申し込みをする事が出来、学生服の他にも、企業制服や学校用品なども買取対象です。
制服買取業者③りぼん
3店舗目は「りぼん」です。学生服、体操着などが主な買取対象で、公式HPから無料で査定の申し込みが出来ます。制服だけではなく、アウトドア系用品、マイナーなファッションアイテム、電動工具など買取の幅は広く、相応の豊富な実績があります。
制服買取業者④パディピア
最後の5店舗目は「パディピア」です。女子制服のみを専門に買い取っているものの、古物商許可証に関してはしっかり取得済みです。対象を女性ものに絞っている分、コストをカットして高値買取を実現しており、これまでに数万点に及ぶ実績を持っています。 こちらでは「最低保証金額」を設けています。これは、査定価格、および買取金額が設けられている金額よりも下回る事は無いという保証です。
制服の処分は買取業者に売るのがおすすめ!
不要になった制服は、いつまでもクローゼットの奥に保管しておくというのは勿体の無い事です。まだ使用に耐えられそうな制服が家に眠っているのであれば、ぜひとも信頼できる買取業者に依頼して、安全にお金に変えてください。