制服の寄付はできる?制服を処分する前に活用方法をご紹介!

長く使っていた制服も、学校を卒業すると着る機会はそれ以降無くなってしまいます。持て余してしまいがちな学生服ですが、単にごみに捨てる前に活用する方法が色々とありますので、寄付などを利用するのがお勧めです。今回は、使わない制服の活用法などを解説していきます。

制服を処分せず再利用する方法!

学校の卒業と同時に、それまで使用していた制服をはじめとする学校用品は使う機会が無くなってしまいます。少々特殊故に処分の仕方に困りがちではありますが、捨てることなく再利用する方法がいくつかあります。

後輩に譲る

まず1つ目の方法は、後輩に譲る事です。自分が学校を卒業して、知人のお子さんが後輩として同じ学校に入学する事が分かっているのであれば、その後輩が着るために制服を譲るという方法を取る事が可能になります。

購入した時の事を思い出してもらえれば分かるかと思われますが、学校の制服というのは一式そろえるのに決して安くない費用が必要だったことでしょう。

そんな制服を譲ってもらえるのであれば、後輩としても無駄に費用をかけることなく学生服が手に入りますし、こちらとしても不要になった制服を手放す事が出来る訳ですから、双方にとって利がある再利用法になるわけです。

リユースショップに売る

2つ目は、リユースショップへと売る事です。バザーで出品したり、知人に譲るといった方法がメジャーな中で注目を集めており、制服、学校用品などを買い取って販売するだけではなく、クリーニング等の手入れも行ってくれます。

特に中学、高校の成長期で制服のサイズが変わりやすいお子さんのいる家庭から多くの支持を集めており、2016年に実際に制服の買取価格が5,000円ほど上昇しましたが、これもリユースショップが注目を集めているのが理由とされています。

売るというのであれば、業者を利用するのも手段の1つです。制服専門の買取業者というものがいくつも存在しており、公安の許可を得ている正規の業者相手であれば、個人情報の取り扱いなどに関しても安心して手渡す事が出来ます。

ミニチュア化して保存する

3つ目は、制服をミニチュアとして保存する事です。制服をそのまま保管していても、クローゼットや押し入れを圧迫するばかりで嵩張ってしまいますが、かといって手放すのは思い入れもあって難しい方もいらっしゃるでしょう。

ミニチュアにする活用法は、そういった方にお勧めできます。制服をミニチュア化する専門店なども存在しており、インターネット上から簡単に申し込みなども出来るようになっていますので、デザインそのまま縮小して保管し続けられます。

https://kashi-kari.jp/lab/seifuku-recycle/

制服を寄付するという選択も!

ゴミに出さずに活用する方法だけでもこの様にいくつか挙げられますが、そのほかにも制服を寄付するという手段も取れます。特に、譲るなどの手段が摂りにくい方には、次善の策として選択しやすいと言えます。

後に詳しく解説しますが、制服の寄付を募っている先はいくつもありますが「制服バンク」などは有名どころです。経済的事情によって制服を購入する事が難しい家庭向けに、制服を無償で提供しています。

新品の制服は高額で、中学、高校の場合だと体操着なども合わせて10万円程することも珍しくはありません。経済的に厳しい家庭向けに、使わなくなった制服が活躍してくれるかもしれないのです。

制服の主な寄付先は?

活用法でも述べた通り、身近に制服を欲しがっている方が居れば、後輩に譲るなどの手段が取れますし、そうでなくとも手元に置いておく必要が無いのならば、様々な寄付先を宛てにして手放せます。

学校

1つは、通っていた先の学校に寄付する事です。これも先に解説した制服バンクと活動内容的には似通っていて、経済的な状況が芳しくない家庭の為に、卒業生から要らなくなった制服を寄付という形で回収し、学校に通えるように活用してくれます。

ただし、全国すべての学校が制服の寄付を募っているとは限りません。寄付活動を行っている事が分かっているのであれば協力するだけの話ではありますが、詳しくは学校に問い合わせをするなどして確認してみる事をお勧めします。

資源として回収

2つ目は、資源として回収するというものです。これは自治体に回収してもらう方法であり、お住まいの地域、自治体によって中古の制服の扱いには多少の差があるかもしれませんが、資源扱いで回収してもらえる事があります。

ここで言う回収される制服というのは、まだ使用に耐えられる状態の制服に限られるケースが多いです。もしも実用に耐えられる状態ではないと判断された場合、資源ではなくゴミとして処分される扱いになるでしょうから、必ず資源になるとは限りません。

NPO法人や有志の団体

学校で寄付を募っている事もありますが、それ以外にNPO法人やその他の有志の団体を頼る手もあります。生地も仕立ても良く長く使う事が出来る学生服は、そのまま捨てるよりも欲しがっている家庭の手に渡り、長く使ってもらいたいものです。

その一番の例となるのが、先述した「制服バンク」です。制服を寄付したい方、そして譲り受けたいと思っている方を繋ぎ合わせる役目を担っており、成立すれば必要としている人の手に渡ることになります。

只、全国どこにでもあると限った話ではありませんので、まだ着られそうな制服があり、地元にそうした受け入れ先があるかが不明な場合には、学校の職員やPTA、各市町村の教育委員会などに問い合わせをすることをお勧めします。

リユースショップ

もう1つ、再利用の方法の中でも出てきた、リユースショップを利用する方法です。クリーニング・リユース・ボランティア事業、通称「クリボ」では、不要になった学生服を預かり、クリーニングをしてから学校に寄付するという活動をしています。

これによって、卒業まで残り少ない生徒や、何らかの事情で代わりの制服を購入できないという生徒の役に立てられます。加えて、リユースをすることで処分の際に出てしまうCO2の削減などにも貢献できます。

「クリボ」の場合、川口市や草加市、越谷市内にある中学校など、対象の学校の指定の学校用品と決まっています。

制服以外の学生グッズで寄付できるものは?

制服単体だけではなく、中学、高校の通学用の鞄であったり、靴、帽子、小学校ならばランドセルなど、学校生活で使用していた学生グッズも併せて寄付が出来ます。寄付の対象がどこまでに設定されているかは寄付先によって異なりますが、可能かどうか打診してみましょう。

これは、制服を購入するのにも決して安くない費用が必要であるのに、その上にさらにさまざまな学校用品を購入するとなれば、経済的に困窮している家庭には非常に難しい話になるからです。

寄付できなかった制服はどうする?

譲る、寄付をする、リユースショップを利用するなど、使わない制服の受け入れ先は様々ある事がお分かりいただけたでしょう。ですが、もし寄付などが出来ずに手元に残り、処分するほかない場合には、適切な方法で行うべきです。

燃えるゴミとして出す

ゴミとして処分をするのであれば、制服は燃えるゴミとして出します。資源回収の場合と同じく、これも各自治体ごとで多少扱いが異なっているとしても、不要な衣類となった制服は大半が燃えるゴミ扱いで処分される運びとなります。

何度も扱うことが無い制服ですので、これを制服に出すのは良いのかと戸惑われるかもしれませんが、学生服は購入した時点でその本人のものです。その為、もう使わないのなら一般的な衣類と同じく、燃えるゴミに出せます。

その際、ボタンなどは金属のゴミとなりますから、出す前に分別は必ずするようにしてください。

個人情報の流出には注意

制服をゴミとして処分する場合には、注意しなければならない点があります。それが、個人情報の流出についてです。最たる例が名札ですが、取り外せる場合にはボタンと同じく外せばよいとして、刺繍として刻まれている場合には取り外せませんので、分からないようにしてから出すべきです。

また、袋に制服を詰めて出す際は、制服目的で漁られ持ち去られる危険性もないとは言い切れませんから、念には念をという事で生地を細かめにカットして、制服だと分からない状態にして出すと更に良いです。

こうした手間が面倒な場合には、クリーンセンターに持ち込む手段をお勧めします。クリーンセンターでは自分の手で焼却炉に入れることになりますので、まとめて焼却されますから個人情報の流出など考えずに済みます。

制服は処分せずに寄付しよう!

制服はあまり扱う機会がありませんので処分の仕方に困ってしまう気持ちも分かります。ですがだからといってすぐにゴミに出すのではなく、寄付先も活用法も様々ありますので、眠っている制服があるのならぜひ活用してもらってください。

 

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